内視鏡手術の技術が確立された頃は急速に全国各地の病院に浸透していき、診療補助を担える看護師の募集も多くなりました。
非侵襲的な医療として注目されていた影響もあって看護師の確保は急務となり、どの病院でも高い待遇で求人が出されていたというのが実態です。
内視鏡室で補助を担当する看護師の市場は拡大してきたのは確かですが、良好な待遇で働けるのに魅力を感じてスキルを習得する看護師も増えました。
内視鏡手術が定着してきた影響を受け、求人数は減ってきているのが現状です。
ただ、一般的な看護師の転職市場と同様に、離職者が多い影響で人材が不足している現場もたくさんあります。
また、高度な内視鏡の手術や検査も増えてきたため、スキルのある内視鏡看護師の確保を目指す病院も多くなってきています。
そのため、内視鏡看護師が転職するには高いレベルのスキルを持っていることを示す必要があります。
その点で、エージェントによる紹介を受けるのが得策でしょう。
内視鏡看護師として優秀な人がいれば採用したいものの、人材確保が急務ではないというスタンスの病院も少なくありません。
そのような病院に推薦してもらうには、エージェントの利用が近道です。
なお、内視鏡技師の資格を持っていると、客観的にスキルがあることを伝えられるので有利になります。
経験したことのある手術や検査、症例などが多いことも重要ですが、転職の際は資格の取得についても考慮するとよいでしょう。